賭場
その「人間」は眠れなかった決して人生に不満があるわけではないが、近年元々悪かったこの国の景気も、もっと悪くなり、物価.エネルギー高.貨幣の下落.他にもコンプライアンスを過度に意識しすぎて、だんだん面白くないバラエティー番組が羅列されるようになり、SNSではいろんな思想を持った人たちが争いあっている。
「人間」はいわゆる「ストレス社会」に飲み込まれてしまっていて最初は鬱から始まり、次第に段々と眠れなくなっていってしまった、睡眠薬を飲んで強制的に自分を寝かせるしか無かった、「人間」はその睡眠薬を飲んで強制的に眠るという行為に嫌気が差して自殺をしようと迷ったこともあった、だがこの「人間」死ねなかった、まだこの世に未練があったらしい、なんだかんだそう思いながら死ねないのが「人間」だ。だがこの「人間」やっと心の整理が終わったようだ。
さてさてこの「人間」が選んだ選択はどうなのか「生」を求めるのか、「死」を求めるのかワクワクが止まらない、その人間は自分をわざと感電させ死ぬつもりらしい。「人間」は浴槽いっぱいに敷き詰められてるお湯に電子機器の電源をつけたまま浴槽に入った、「人間」の死にたくないと叫び声が聞こえてくる、なぜ自分で選んだのにこの「人間」は叫ぶのだろうか「前の人間」は静かに死んでいったのに、その後肉が焼ける匂いと共に、感電死を遂げてる人間が見つかった隣の住民と交流があったらしく。
その住民曰く「彼女はそんなことする人ではないと思ってた、「人間」どんな裏の顔があるかわからないと」
モニターの接続が切れる音が聞こえてきた、そこには賭場があり各国の富豪たちが、山盛りのチップをベットしているのが見えるモニターの方には、人の生き死にを賭けているようだ、そこには、「結果 浴槽で感電死 自殺」その他にも多数のリストがあり、どうやら左にはこれまでの賭けの対象者がピックアップされており、右にはこれからの対象者がピックアップされていた、その賭場にいる富豪たちには目の前のモニターでそのリストが見えており、富豪たちは嫌~な顔をし対象者のリストを眺めている。
そしてまた、賭けが始まる各国の富豪たちはベットを初め、次の賭けが始まっていくと同時にモニターに写り出された「漢」がいたこれまで、全部結果が「自殺」になっていて、これには富豪たちも調子に乗って「自殺」の方にありとあらゆる財産全部をベットしていた。
だがその「漢」は死ななかった。
その後の富豪達のことは目に見えてわかるだろう。
その後もその賭場は進んでいき、そこに見慣れた顔の「人間」が見える、この眠れもせず、眠ろうとしたら薬中毒、食事はあるが食べすぎてはいけない、ここにはトイレはない、このような空間に5~7日間いなければならない。
これは生配信をされており
対象者の全プロフィールも全世界に出ている。
そこには悪い顔をしていた、富豪のプロフィールもあった。