まだ、ふたつめ。
ずっと このまま こうして
いつもみたいに 待っていたの
冷たい頬っぺた あかぎれた
ごしごし ごしごし 合わせる手の甲
たったひとつの 窓腰に ねぇ
我慢して 苦労して
やっと 応えてくれたから
いっしょに お風呂に入りましょう
少し熱めの お鍋のなかで ねぇ
ゆらゆら揺れる 優しい髪の毛
眩しい太もも 艶やかな頬っぺた
思わずかぶりつきたくなる
うなじや 耳たぶ 余すことなく しゃぶしゃぶと
出来上がった お餅を ゆっくり浸して
ずずうっと 啜る お雑煮 くちるお腹