星になった彼女と生きている君
彼女は
星になった…
もじどおり
星になった…
生命では
なくなった…
人では
なくなった…
人は…
誰に知られることなく
生きたほうが
いいのか…?
我々は…
誰もが…
ひとり
わずかな光を
たよりに
孤独に
生きすぎた…
時がうごめき始めた時から…
皮肉にも…
我々は
孤独すぎた…
寂しすぎた
それゆえ
自分とは
異なるものを
受け入れられない…
みな…
受け入れてほしかった…
みな…
愛してほしかった…
異なる
という事実が
生んだ
さだめ…
マイナスの感情は
マイナスの感情を呼ぶ…
…
私は
そこに
いかない
けれど
私も
この世に
生まれた
ひとり
誰か
からの
つながり…
それは…
わたし…
限られた時を
無限に生きる
無限の時を
死に繰り返す
ただ
今は
ひとつの
命でしかない
終われば
目の前から
消えてゆく…
永遠かもしれないが
永遠ではない…
目の前の
君は…
永遠ではない…
だから
今日
声が
きけて
よかった…
君の声…
だから…
今日…
君に
出会えて…
よかった…
だから
君といる
時間が
大切なんだ
だから…
今日も
ここに
いる…
君は
同じ
空の下…
ちがう
場所の
どこかで…
今日も…
生きている…
生きててくれて
よかった…