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2 ローズリー·タルコットというもの。

少し私の紹介をさせて頂きたい。



私、ローズリー·タルコットはタルコット公爵家のたった一人の娘である。

公爵家と言うだけあって、領土も広いし私の父はこのアルスネス国の重鎮だ。


現在14歳。子供だと侮ることなかれ!この国は貴族社会。物心つく前から礼儀作法を徹底的に指導された。


パーティーだって参加していて、周りの方からは結構良い評価を頂いてたりする。


「さすがタルコット家ね…」


「タルコット家の娘なら当然では?」



ただ1つ文句を言うのであれば、私がどれだけ努力してもその評判は全てタルコット家のものになってしまうという事だ。


逆に私の評判が地に落ちたら、それはお家まで打撃を受けることとなる。



まあ、私の両親は聡明だからそうなる前に追い出されてしまうだろうけど……。


私はそうならぬよう、結構な努力をしてきたつもりだ。


だが、貴族同士のつながりとはなかなかに難しい。


色々それぞれの立場があるから、あの子はダメだの、この子と仲良くなさいだのとかなーりめんどくさいのである。


仲良くといっても、本音を語り合えるような友人関係は殆ど築くことが出来ない。


だから、その関係を築けた私のなんと運の良いことか!!


さすがに両親が居る前や、沢山の貴族が参加するパーティーでは猫を被りまくっておほほうふふと上品に振る舞うのだが。


彼女と出会えたことが、私の人生最大の幸運だと明言できる。



というか、今思えば神様が下さったせめてものお情けだったのかもしれない……。



本日はとりあえず2話でございます。

また明日、投稿する予定ですので楽しみにして頂ければ光栄です!!

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