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教師
「グラァァァァァァァァン」
怒鳴り声が教室の中に響き渡る
すると、教室の騒がしい音が静まり始める
「お前は何で今日も昨日も一昨日も遅刻遅刻遅刻遅刻…………アァァァァ!!!お前は何度遅刻すれば気がすむんだぁぁぁぁ!!」
「何回もです」
俺は真顔で答える
今、俺を怒鳴ってるいるのはこの学校
候補生を育成する施設の教師
グラン・リッチ・ベルイアン
見た目は少しお腹が出ており
立派なヒゲを鼻の下に生やしている
服装は、白いシャツに青い上着を着ており
胸ポケットには
教師だということを証明する
金色のバッチをつけている
そしてぇ
俺!!
名前はぁぁぁぁ
「人の話を聞いて」
青い光がグランを包む
「いるのかぃぁぁぁぁぁ」
「勿論聴いておりますよ、先生っ」
「聴いているなら、あんな適当な返事はできないであろう!」
青い光はやがてグランに
植物のようにまとわりつき、動きを止める
「さーせん」
引きつった笑みをこぼす…