4話
(ダンピール?真祖?)
ダンピールとは、たしか人間と吸血鬼のハーフのことだ。エルフと吸血鬼のハーフでダンピールってことか。
要はお袋がハイエルフで、親父が吸血鬼ってことだな。
「魔法にはランクがあり、GからEXに分けられる。また、属性や使い手によって威力や効果が変わる」
(ランクとはまた……)
「…本を読んだら何だか眠くなってきた、あと頼んでも良いかしら?」
「私もこういうのは苦手なのよね、活字を見ると眠くなるの」
「だぁー!」
お袋とおば…お姉さんはどうも活字が苦手らしい。まあ、生後四日だしな、焦らずに行こう。
「じゃあ、私は寝るからヴァンを頼むわぁ…」
「ちょっと!私だって部下に状況を聞きに行かなきゃならないのよ?」
「何の心配もいらないでしょ、有能だらけだし」
「あいつらが有能なら私は神か何かよ!」
(このおばさんは騎士団長かなんかなのか…)
その後にお袋が寝て、マズラはどこかへ出掛けていった。
ーーーーーー1ヵ月後、俺はようやく立てるようになった。人間に比べて成長が速い。
「さすがねー?もう立てるなんて!」
「だぁー!ぃいー!」
そして、マズラが妊娠した。
「アリスに世話になるなんてね…不思議な気分」
「私もマズラを世話するなんて不思議な気分よ?」
「すまねえな、マズラ…こんな大事な時に」
新しいやつが増えた、銀髪の髪で、頭に角がついた色男だ。爽やかで良い奴そう。
「まぁ、発情期だから仕方がないわよ」
「本当に部下の報告を聞きに行ってたのかしら?」
「全部嘘よ!」
(赤面してる、案外シャイなんだな…)
「…この坊主が親分のせがれか?」
「そうよ、可愛い顔してるでしょ?」
「ああ、二人の良いところを継いでる」
(親父がこの色男の親分…?どういう関係なんだ?)




