10話
ーーーー要約すると、この人は俺の父親で、帝国の人間が俺の家を攻める情報を手に入れて助けに来てくれたらしい。
だが、あまりにも俺が強いので、少し様子を見ようとしてやり過ぎてしまったみたいだ。
「すまねえ、中々やるようだったからつい……」
親父の名はヴラド、何やら革命軍のボスをやっているらしい。
吸血鬼の頭で、黒髪のおっさんだ。
牙と角も生えてないし、瞳も黒色ってところを見ると、ずっと吸血鬼化していなかったみたいだ。
それであの戦闘力……さすがはボスなだけある。
「なんであなたはそう不器用なのかしら」
「俺はただ、たくましく育ってるヴァンをだなぁ……」
(まだ言い合いしてるよ……)
「ヴァンも、いつの間にそんな技を身に付けたの?」
「母さんが魔法の本を読んでくれた時にステータスを見て、使えそうだから一人で練習したんだ」
「……固有技能はランクの変動がないから分からなかったわ」
「こいつ能力を併用して使えるんだぜ?しかも無詠唱で……ちょっと凄すぎやしねえか」
何やら俺との戦いを思い出しながら親父が言う、それに特にビックリせずに母さんが返す。
「この子覇王の称号持ってるからね」
「マジかよ……そいつは納得だ……」
「なんでお母さんに隠したのよ?あなたまだ3才よね、それでそこまで出来るってことは天才なの!?……いえ、天才に違いないわ!」
「落ち着けって……」
母さんが半狂乱で俺を撫で回し、それを親父がなだめる。
というか、なんで俺のステータスを母さんが知ってるんだ?
「瞳術って便利だよなぁ……俺も欲しい……」
「あなたにはそんなものいらないでしょ、脳筋なんだから」
「ひでえこと言うなよ……」
(翠瞳……たしか俺の固有能力にもあったな……)
俺はすぐに発動してみると、指定した物の名前や価値が浮かんできた。
椅子:ヒノキ
材質:C
こういった感じだ。
試しに親父を見てみる。
ヴラド 340歳 ヴァンパイア
??????????
という感じで、歳と種族以外は見れなかった。
ちなみに母さんがこれ。
アリス 298歳 ハイエルフ
???????????
といった感じだ。
レベルの差がありすぎると見えないっぽい。
そしてエリス。
エリス 1才 堕天銀獅子
最上級職業:(天獣)天王 レベル:1
職業賞与:天下無双
無双 暴食 獣化 契術 白瞳
固有技能
天術 獣術
スキル
おい、見れたけどめちゃくちゃチートっぽいぞ。
俺も人のこと言えないが……。




