表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/29

0 17冊目のノート

 ○月×日 13時14分

 やっと彼に会えた。淋しかった。本当に淋しかった。

 ○月×日 13時18分

 初めて私を呼んでくれた。私を認知してくれた。

 ○月×日 13時20分

 初めて本当の意味で目が合った。私はこの為に生きているのだと思った。

 ○月×日 13時22分

 初めて彼に褒めてもらえた。嬉しい。嬉しい。嬉しい。

 ○月×日 13時25分

 夢の時間の終わり。淋しくはない。だってーー


 愛してる、そう記されて日記は閉じられた。

 彼女は暫く空っぽになってしまったように呆けた。

 ノートの表紙に雫が跳ねた些細な音で我に返り、慌ててそれを拭う。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ