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悪夢の始まり

(…………………うーん……うーん……はっ!…)


面ノ介は目を覚ました。ひどく気分が悪い。前々代から続く因縁に満ちた闇の世界の虚王との心の繋がりにより生じる悪夢を見せられることは昔から度々あったので、寝覚めの悪さには慣れている。でも今回のは違和感があった。闇の虚王が見せる悪夢はもっとはっきりしていたし、起きがけにはもっとはあはあと息が荒くなるし、第一虚王は先週の熱海旅行のついでに倒している。


あたりを見回す。何だ授業中じゃないか。俺としたことが…授業中に寝てしまうとはな…社会の時間だった。特に異常はないようだ。ただの気の迷いか。やれやれ、またカント哲学におけるヒューム的イギリス経験論の影響でもノートに落書きしてやりすごすか…


「キャーち○こよー!!!」


女子生徒の悲鳴が響き渡る。これが、面ノ介の本当の悪夢の始まりだった。

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