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初稽古(後半)~武器について~

仕事が忙しくなかなか筆が進まないorz

今、俺の目の前には数種類の武具が並べられている。

 片手剣・両手剣・短剣・片手斧・両手斧・槍・棍・杖・弓・盾

 以上の10種である。同時にこの世界において主流とも呼ばれている武器らしい。

 もちろんここにあるのは全て木製だ。


 にしてもランデルさんったら武器持ってきすぎだろ…

 しかも半分くらい自分の練習用の所有物だそうだ。どこの戦闘部族だ。


 一先ず武器に触ってみよう。

 感想には主に俺の個人的な感想が交じりまくってる気もするが気にしない方向で。


 片手剣…はさっきまで練習で使ってたから放っておこう。まぁ普通の両刃の直剣。

 

 両手剣…かっこいいんだけどファンタジーモノの定番すぎてなぁ…なによりも個人的には浪漫が感じられないので却下。


 短剣…盗賊系の定番。だが残念だったな、俺は盗賊系は汚い忍者くらいにしか浪漫を見出せない無さそうだ。だが忍者と言えばニンジャソードなので短剣の部類には入らないだろう。


 片手斧…基本的に盾と同時に扱われてるポジション。たまに二刀流をゲームとかで見た。だが、あまり優遇されていない。攻撃力は高いが命中しにくいだとか、重いせいで攻撃速度が低いとかそんな感じ。俺はそんな武器大好きだがな!


 両手斧…一撃必殺の浪漫。基本ハゲのごついおっさんが使ってるイメージがあるが気にしない。やっぱりかっこいい系より泥臭い武器の方が良いよね。


 槍…強い(小学生並みの感想)。剣2~3倍のリーチとか強くないはずがない。だが却下だ。突くは俺の趣味じゃないんでな。


 棍…ようは棒だな。それなりに汎用性があるというのを昔TVで見たが、それだけで俺が求めているものとは違うんだ…棍棒だったら可能性はあったんだが。


 杖…一応俺ステータスが前衛寄りなので。杖で戦う前衛…新しいな。やれと言われても真っ平ごめんだが。


 弓…遠距離武器の筆頭。前世で適当に作って遊んでみた事もあるが思ったように飛ばなくて諦めた記憶がある。確かに浪漫はある。しかも強い。だがな、俺は遠距離武器は銃かブーメランと決めているんだ。浮気はできない。


 盾…もう武器じゃなくて防具の分類に近いよね?嫌いじゃないよ?でも片手で盾持って、もう片方で武器持つというのが好きじゃないんだな。いっそ盾に武器仕込んで両手に持ったら強いんじゃね?とか中学校の時考えたわ。


 

 結論:よし、片手斧二刀で行こう。両手に盾で武器仕込んでみたいけどそれは後だな。ブーメランもそのうち暇になったら作ってみようか。

 あとこの世界ではあまり普及してないみたいだけどデスサイスとか鎖鎌とか好きだわ。


「お?触ってみた感じはどうだ?」


 思案しているとランデルさんが話しかけてきたので「僕は片手斧にしようと思います。」と素直に答えた。


「そうか。ロータスはDEF値も高いし壁役(タンカー)を目指すのか?」


 確かに俺のDEF値は高いがSTRとAGI程じゃない。割とDEXも高めだしな。だからこそ俺はこのポジションを選ぶべきだろう。


「いえ、僕は片手斧を2つもって遊撃(アタッカー)をやろうと思っています。」


 ランデルさんは最初目を丸くしていたが、次の瞬間には大声で笑い始めた。


「ガハハハハ!そうか!アタッカーか!いいぞぉ!最近の者は斧を見れば『ダメージはでかいが重いせいで動きが遅いから壁役でもやってろ』なんて言う奴もいるがお前のSTR値とAGI値なら完璧にアタッカーをこなせるだろうさ!

 なによりもお前の種族はそれ向きだ!お前はそれを解ってやがる!」


 まさか褒められるなんて思わ… ん?種族がアタッカー向きってどういうことだ?と思っていると俺の考えを察したのだろう。詳しい説明を始めた。


「いいか。精霊種のドワーフには2つの部族があるんだ。

 1つ目は炭鉱族。こいつらは手先が器用で防御に優れてる。もちろんSTRもB以上を持ってる奴も多い。

 主に炭鉱の近くに街を構えてるからこういう名前になったんだ。その関係か鍛冶職人も大量にいる。

 ただな、能力値が良い代わりに背が低くて顔も身体も異様にゴツい。もちろん男も女もだ。容姿を犠牲に他のものを手に入れた部族ってところだな。


 2つめは獣人族。こっちは炭鉱族と違って平原や密林に町や村を構える。お前はこっちの部族だな。AGI値が特に高くてすばしっこいんだ。しかもSTRも炭鉱族と同じでB以上が多い。こっちは一撃離脱していくタイプでな…相手にするとめんどくせぇぞ?

 こっちの見た目は犬の耳が付いていて毛深いのが特徴だな。それと男も女も童顔の奴が多い上に背も大して伸びないから子供扱いされる事が多いな。本人たちはあんま気にしてねぇ見てえだがな。」


 との事だ。

 どうやら俺は獣人族の方らしい。

 心から思った。「炭鉱族じゃなくてよかった!」と。

 なんでかって?前世では容姿がその話に聞く炭鉱族と瓜二つっぽかったからだよ!危うく同じ種族でも前世と似たような見た目になるところだったぜ…


「まぁ種族とかで話がそれちまったな。さて、片手斧二刀だっけか?

 あんま俺も使える訳じゃないが少しは教えられるぞ。

 いつまでも休んでないで訓練だ訓練!」


 と話が脱線してしまったが、ランデルさんに勧められ訓練内容を斧用のものに変えながらも訓練を再開するのだった。

そして内容も進まない

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