デッド // エンド

「ここはどこだ？どこにいるのかまったく分からない……なんて素晴らしい日だ」と、生者たちが恐れる存在である死神は、新たな世界に身を置いたことに気づき、呟いた。

正式に、彼は異世界転移したのだ！

死神は常に異世界転移ものの一部だった。「ああ、バスに！」少年たちは轢かれながら叫び、新たな世界へ連れて行かれた。だが今回は、死神も自らゲームに飛び込むことを決めたのだ。

死神は『第三の目』という稀有な能力を持つ人間・正と契約を結び、少年の魂をトロイの木馬として自らも転生を果たす。ただ一つ、小さな問題があった。目を開けたとき…いや、そもそも目すらなかったのだ。それでも魂として、死神は全く新しい世界で目を覚ます。片方には竜と魔法、もう片方には宇宙船とメカが存在する世界だ。

この新世界で、死神と彼の**（文字通りの）魂のバディ**にはいくつかの使命がある：

肉体を見つけること。何が起きたのかを解明すること。
そして何より重要なのは――
ついに大好きな異世界のテンプレを全部やることだ！