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蜃気楼の感性

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

作り手が傍にいてくれないかなー。

忙しいし、難しいか。


現代芸術を理解するのってやっぱり、なかなかどうしても難しい。作り手の過程、言わば思考を全て省略して、結果だけを残したものがそれだから。

これを見て『面白い』と言えるのは感性が合致しているか、俗に言う『考えるな。感じろ』が通じる人だけだし。

でもその過程が分かるとやっぱり楽しいね。相手が何を考えて、この素材を使い、どんな意図を持ってこの形状にしたかが分かるから。


ほれ、これをご覧。そう。歪な形をした黒曜石にラメのような異国字が並んだ作品。これを見て、君は何を思う? 何を感じる?

そう、ブラックボックスか。最近見た動画のPVに、こんな映像が流れていた?良いね。とても。そう言った感性が、理解する上で大切なんだ。じゃあ、君から得た着想を得て、話を展開していこうか。

『ブラックボックス』という言葉の定義はね、『中身の分からない不気味なもの』という意味なんだ。コンピュータの内部構造を私達は録に理解していない。けれども扱える。数式を打ち込めば結果が出る。文字を打てば表示される。コレをよくブラックボックスに例えられるね。

そう、キーとなるのは『中身が分からない』。そこから派生して『中味は目に見えない』と飛躍させようか。そうなるとね、見えてくるものが幾つかあるんだよ。

この黒箱に貼り付けられたラメ達は、ただのラメじゃない。海の底から拾い上げた貝殻の表面を削り出し、数字として気化したもの。海から生み出された一級品だ。此処で『目に見えない』という言葉に関連が見えてくる。

そこで君、『蜃気楼』という言葉の語源を知っているかい? 大元の意味は巨大なハマグリから吐き出される気。それが幻想となって巨大な楼閣を生み出すことから。そう、目に見えてはいるけれど、そこにはない。ただの『中身のない幻覚』。

ここまで来て漸くこの作品の結末が見えてくるんだ。

『ブラックボックス』と言う、コンピュータの幻覚性を説明する。そこにあってそこには無いものを表現する為に、蜃気楼の語源であるハマグリの貝を使って異国字を示す。

ここまで分かれば初っ端意味不明のものから、製作者が何を思ってこれを作ったかが分かって来るだろう?


言っとくがこれはまだ理解が出来る範疇。本当に全くもって分からないものもある。というか、それが大半だ。この間見たもの何て、果実に装飾を施されたものだった。タイトルとの関連も首を傾げてしまうものだしね。

そうなるとやはり理解するには感性が最重要なのかも知れない。

美術系の漫画とか読んでると、皆様お分かり。

えげつなく考えて、作り手さん、作品作るんですよ。

一見単純な構造でも、その裏には思考が意見がギチギチです。

そうして考え抜いた言葉を一言だけで表すんですよ。

だから中々理解が難しい。


今回の一件は、以前、蜃気楼について調べたから結果まで辿り着いただけの事。

調べてなかったらきっと理解出来なかったと思います。


こうやって辿れるのはかなり稀有な例。

大抵のものは殆ど理解出来ません。


だから理解出来ないものでも『面白い』と言える感性が大切なのだと思います。


作り手さん傍に置いて過程が聞きたい。

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