表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

2.3 昭和63年10月29日 松田町

「ねえお姉ちゃん、、」

わたしは決心をしたお姉ちゃんにどうしてそうなったのか?を聞きたいため、準備している姉に声をかけた。

「なあにかな仁美ちゃん?」

「博くんとお姉ちゃん、、その、、、やっぱりかけおちするの??お母さんの旧姓名乗っているし。そこまでしないとだめなの??」

「うん、、そうするしかないみたいね、、心中って最悪なことはしないからね」

それはそれで怖いこというし、、

「それはないって思うけど、、まてないの?せめて卒業までとか?」

「ない。。先手必勝!そのままだとひろしくんああだからああになるし、、」

へい?ああだからああっておねえちゃん??

「とにかくやべえのですよ、、ひろしくんそのままにするとさ、、ごめんね、、仁美ちゃん。。北工祭でまたいっしょに演奏できなくって。。わたしはたぶんそのときひろしくんと一緒だし。"むこう"についたら連絡するね」

 むこうって、、

「おねえちゃん、、行き先教えてくれないの?」

「まだだめっ!うちのお父さんお母さんにも言っていないよ。言ったら、、さすがに阻止されるでしょ?ひとみちゃんお願いがあるの、、朱美さんのところに明日行って。話はしてあるから。朱美さんのはなしだと函南の千石米穀店とか言っていたから」

千石米穀店か、、、わたし実は行ったことあるのよね。中学のころかな?

ねこちゃんいっぱいいて、あとロングヘアーでかわいい女の子いたよね。名前忘れたけど。

「おねえちゃん、、その・・博君とはその、、えっちしちゃった?」

言うべきかな。。仁美ちゃんもひろしくんのこと好きだし。。

「したよ。。8月末に、、おたがいの初めてをね、、、それと・・たぶん・・古川さんとひろしくんいまごろえっちしているかもね?」

姉が意外なことを言った、、

ちょ、、

ちょ!おねえちゃんなに考えているのっ!

「おねえちゃん!どおいうこと!博君はおねえちゃんのものでしょ?なんで古川さんに、、」わたしがほしいのに、、

「まあ・・古川さんにはキス以上のことはしないでね とは言っておいたけど。まあ、、久美子さんに「恵ちゃんこわい、、怖すぎる・・」って言われたんだけど、こわいかな?ひとみちゃん、、どう?」

 こわくないよぉ~ ん? ひとみちゃん?? なに怖がっているのかな??ん?


おねえちゃん、、こわいよ、、ほんと博君のことになるとお姉ちゃんって、、



「あのね、、バカみたいだけど。。ひろしくん・・怖いの。仁美ちゃんにもだけど、すごくやさしくて、いつもほにゃららしているけど。。ほんとうは怖いんだよ。。」

 あたしはあなた、、お姉ちゃんのほうが怖いと思うの。。。

姉はここ最近のことを話してくれた、、

8月のクソ暑い中ガクラン着て母方の家に行き祖父に対して軍刀と拳銃突きつけてお話、、

 おいちょっとまてや、、あの、、わたしの博君へのイメージ壊れるよ?

わたしだって、、博君のこと好きだし助けたかったよ。。


「久美子さんがね。博君。。お父さんに似てふだんほにゃららだけど、恵ちゃんあなたに関してはなんかねえ、、って。ひとみちゃんに言ったかな?

 ひろしくんが海で溺れそうになった話 わたしがね、早川の砂浜で髪留めを落としたのよ。そしたら波に持って行かれてね、、そしたらひろしくんがそれを追いかけていって。。そしたら波にもまれて。やめて!って叫んだんだけどひろしくんとりにいって。。

波にもまれて、、

まわりの人が助けてくれたんだけど、、ごめん恵おねえちゃん、、とれなかった。。ってその場で私大泣きしたよ、、

 そのあと、わたしもびしょびしょだったから、、いつも行っている釣り船やさんのお風呂いれてもらったよ。いっしょにはいったし、、その前にも一緒に入っていたけどね。服とかどうしたんだっけなぁ~」


 そっそうなんだ、、あ、、でもわたしもなんどか、、あれお姉ちゃんも一緒だよね?あははは~


「あ、、それお父さんから聞いたよ。。むちゃするから気をつけた方が、、って言っていたよ」

うん、、

博君がある意味、、生き急いでいるって思ったのは今年のバレンタインデーだよ。

いきなり結婚前提でっ!

さすがにおどろいたよ、、気持ちはわかるちょっとまてや!って

まあそのまえに、、北工でお互いを公開処刑したよね?

 おねえちゃん?あのあと大変だったんだよ??


「しっていたか、、そういうこと。。あのね、、ひろしくんをわたしたすけたいの、、

だめ女かもしれないけどさ。。ひろしくんほっといたら、、わたしのために核戦争すら起こすかもね、、それは悪い冗談だけどさ、、」


おねえちゃん。。ほんと博君のことになるとさぁ、、


「だいじょうぶだよ。。 わたしがひろしくんのこと守るから」


 それと、、わたし、、ひろしくんにとって月より遠い場所とか行かないよ?

行くならいっしょだからね?

                        R3 10.19

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ