えろてぃくすな告白
少しエッチな表現を含みますが、アダルトを意図したのものではありませんので一般作へ投稿しました。少しでもそういうのに嫌悪感を示す方はご遠慮ください。
あの時のあなたは必ず無言になる。
私と向き合い、私を見つめ、私に近づくとき。あなたの体が私に届きそうなくらい近くなるとき、あなたは無言になる。品定めするような真剣な目つきで私を見つめる。
私に向き合うまでは楽しそうな笑みを浮かべている。しかし、私と向き合う時、あなたは人が変わったようにキリッとした表情をする。あなたとは初対面のはずなのに、私は思わず心を奪われてしまう。呼吸と体温が伝わってきそうなくらいに私を凝視する。だけど、私はあなたの次の行動をじっと待つことしかできない。私にはあなたを見つめることしかできない。このもどかしさ。
あなたのその表情を見ると、私はあなたの全てを受け入れたいと思う。それでも、自分から動くことはできない。私は、あなたの成すがままにされるだけ。
あなたは恥ずかしくなるほど私を見つめると、ズボンに手を入れた。そしてあなた自身のモノを私の前で取り出そうとする。まだ、私からあなたのモノは見えない。あなたのモノがどれくらいの大きさなのか知ることができない。いや、あなたがどれくらいのモノを持っているのかを知ったとしても、本当のあなたを知ることは永遠にできないのかもしれない。
だけど、それでもいい。私はあなたのモノを受け入れて、あなたを幸せにすること。それが私の与えられた運命。神から与えられた運命に逆らってはいけない。あなたのモノがどれくらいの大きさだとしても、私はそれを受け入れてあげたいと思う。
あなたは自分のモノをじっと凝視している。それから、私を見る。また、自分のモノに目を落とす。私を見る。それを繰り返してばかりで、なかなかあなたのモノは姿を現さない。どうやら、自分のモノが私にふさわしいかを考え、緊張しているようだった。この時は私も同じように緊張する。
「そんなに大きいものでなくても気にしないで。大きさなんて関係ない。愛があればどんな大きさだっていいの。あなたの好きなようにして」
私はあなたの心に訴えるが、まだ何かを決めかねている様子だ。自分のモノが小さすぎて、私が満足できないと思っているのだろうか。
あなたはそう思っていても、私は大丈夫。あなたがどれくらいの大きさのモノを私に入れても満足できる。大切なのは気持ちなのだ。だから、不安に思わないで欲しい。
その思いが伝わったのか、あなたは意を決したように自分のズボンに手を入れる。ズボンの中で自分のモノを確認しているようだ。あなたのモノが私に入ってこようとする。鼓動が高鳴る。期待が高まる。
しかし、その直後、あなたは何かを躊躇うようにその手を抜いてしまった。それから再び手を入れて、私は今度こそと身構えるも、やはりすぐに引き抜いてしまう。
もどかしくなった私はあなたの心にさらに強く訴えた。
「男なら、すぐに来て。私はあなたを幸せにしたいの。だから、これ以上私をじらさないで」
それでも、あなたは私の前に立ち尽くしたまま、ズボンの中に手を入れて、自分のモノを弄んでいる。
私は自分から動くことができたら、どれくらい幸せだろうと思った。入れてくれないのならば、私から動いて入れて貰いたいと思うと体がむず痒くなるような気がした。
やっとのことで、あなたは自分のモノを取り出した。あなたのモノは、私が想像もしなかったほど大きい。確かにそれは嬉しかったが、何か、後ろめたい思いがしてならなかった。
もちろん、私にとってみれば、大きいに越したことはない。大きいモノが私の中に入ってくれば、その日は一日満足していられる。
しかし、相手はどうであろうか。私に大きなモノを入れてすっきりしても、この先の生活に支障がでるのではないか。私のせいで苦しめてしまわないだろうか。
あなたはやはり躊躇って、あなたの大きなモノをそのズボンの中にしまった。私は安堵するが、その一方で、惜しかったかなとも思う。
それからあなたは、さっきとは比べものにならないほど小さくなったモノを取り出して、私に入れようとした。
私はもう一度あなたの心に訴える。
「だめ。それでは小さすぎる。もう少し大きいのを頂戴」
あなたは極端だ。それよりも、もっと大きいのが欲しい。さっきほど大きくなくても構わない。だけど、そんな小さいモノでは私は満足することができない。ある程度は大きくなくては。あなたが苦しくならない大きさで、私が満足できる大きさで、私の中に入ってきて欲しい。私はあなたを全て受け止めてあげるのだから。
人によっては大きい方がいいと言ったり、大きさなどは関係ないと言ったりする。私はどちらかというと後者だった。大きさではなくて、大切なのは気持ちだと思っている。しかし、そうは言っても最低限の大きさは必要だ。小さすぎては満足できない。私を満足させてくれる大きさは欲しいところだった。
私の想いが通じたのか、あなたは小さくなってしまったモノをしまって、最初と今の中間くらいのモノを取りだした。
「このくらいでいいかな?」
私に確認するように視線を投げかけてくる。その謙虚な表情に、私はあなたの全てを受け入れても構わないと思った。
そして、あなたは私の中へその大きさのモノを入れた。私は、あなたのモノを受け入れて恍惚感に溺れた。あなたは静かに目をつぶり私を見下ろした。とても穏やかで優しい顔だった。
再び目を開いたあなたの瞳には、私が感じているのと同じ清々しさと満足感が浮かんでいるように見えた。
私に自分のモノを入れて満足したあなたは、私に背を向け、さよならも言わずに去っていった。快楽の余韻に浸っていた私は、ただ、あなたの広い満足げな後ろ姿を眺めることしかできなかった。
だって、私は神社のお賽銭箱。毎日、本堂に座っていることしかできない。
みんなは願いを叶えてもらおうと、私にお金を入れてくる。大きいお金もあれば、小さいお金もある。もちろん、大きい方が幸せだけど、大切なのは気持ちだ。
お金を入れてくれた人すべての願いが叶えばいいな、と思う。
それが私の願い。