表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
占いと おもてなしには 裏がある  作者: 楠たすく
紅(クリムゾン)には裏がある
9/27

何者?


「あ、騙されないでくださいね。神と付いていますが、付喪神って分類的には妖怪ですから」


 と茉莉ちゃんが補足します。さっきの仕返しと言わんばかりのどんより重たい声です。


「それを言わないでくれよ、松樹くん」


「……いや、問題はそこじゃない!」


 しばらく呆然としていた五十部くんでしたが、ようやく意識を取り戻したようです。ツッコミ復活です。


「ってことは、普通なのは俺だけ!?」


 これからどうなるんだと頭を抱える五十部くんを、みんなが生温かく見つめています。


「お尋ね者でもない限り、どんな裏があろうと私たちは気にはせんよ。」


「そうそう。どうせ隠しておくだけ無駄だから、先に言ってしまった方がいいよ」


「いやいや、裏なんてありませんから!」


 ライラさんと亜久津さんが優しく促してくれましたが、五十部くんは全力で首を振っています。


「なかなか粘るねぇ。そうだな……実は正義の戦隊ヒーローの青とか?」


「変身できません! てか、何で青に限定したんですか」


「では、結婚相手を探しに来た宇宙人か?」


「俺はハーレム漫画のヒロインじゃない」


「肘から先を飛ばせるのデスネ、ティータのように」


「ロケットパンチか。え、ちょっと待った、やらなくていいから!」


 拳を固めて向けてきたティータちゃんを五十部くんが急いで制止します。


「五十部さんは一般人ですよ。普通とも言えないですが」


 一人まったりと食後のお茶をすすっていた茉莉ちゃん。


「どういうこと?」


「五十部さんは覚えていませんか?わたし、前に一度会っているんですよ。」


ここまで読んでくださった方(いらっしゃるか……?)ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ