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二話 ここは・・・・?

・・・・。ヤバい、早く起きてゲームしなきゃ!



そう思い、まだ眠っている体を強制的に起こし、目を開ける。



は?



見渡す限りモンスター。



定番のスライムやコボルトやオークなどももちろん。

狼男や、ヴァンパイアらしき容姿をした奴らもいる。



が、そんな奴らが消しカスのように見えるくらいの威圧感を漂わせるものが一人。




いや、正しくは「一匹」。



何故なら、人形では全然無く、見た感じゴブリンだからだ。

そのゴブリンらしきものは俺のお腹辺りまでの身長しかなく、武器も小さな剣だけだがびっくりするような覇気を漂わせている。




(もしかして、コイツ<魔王>か?)



ここに来る寸前にやっていたゲームの設定通りなのだ。



俺は堕天使、魔王側の仲間。そして召喚される場所は魔王城・・・・。



(ここって魔王城の中なのか?)



周りを改めて見てみてると、ゴブリンが大きい椅子に座っていて、順に強そうなモンスターから並んでいる。

しかもゴブリンはいい生地で作られてそうなマントを着けて、体に合わない大きな椅子にちょこんと座っている。



他のモンスター達は、体のどこかにバッジを着けており、強そうな奴は金色や黒色でスライムなどは青や緑色なのでこのモンスター達にも身分的なものが有ると思われる。



(多分だが、ここは魔王城だな。)



ここが魔王城だとすると俺はゲームの中に居ることになる。



「何でこんな事に・・・・。」



俺がそう声を発すると、周りのモンスター達がざわざわしはじめた。



(もしかして、言葉通じてるの?)



通じていても相手がどう出てくるか分からない以上、迂闊に変な事は喋れない。



(それに・・・この頭の中に出ているステータス見たいなものはなんだ?)




   シファ・ジオン LV1  種族 堕天使 


      力 10      

     防御 10

     速さ 20500

     魔力 10+10000



     スキル

     

  テレポート 一度行った所へ転移出来る。触れている人も一緒に転移する事が出来る。

  魔眼 相手のステータスを覗いたり、自分より弱い者を操れる。

 ハーレムオーラ 何もしなくても女の子が寄ってくる。※どんな種族でも寄ってきます。


 種族補正

飛行 翼で飛べる。 翼はしまう事も出来る。

堕ちた大天使 聖職者などには襲われるがモンスターと友好的な関係を築け、闇魔法が当たると回復する。

天使の力 (闇) 一時間だけ大天使の力を使える。しかし使い終わると一ヶ月再使用は不可能。

 魔力+10000




(まんま俺が設定した通りじゃんか!)



この力とかは強いのか?多分速さと魔力は凄いと思うが。



スキルとかも設定通りだけど、この種族補正って何?

こんなの有ったんだ。名前で種族決めちゃったから詳しく見て無かった。



モンスターと友好的になれるのはありがたい。

今、この状況を打破出来るから。



(モンスターって喋れるのか?まぁ、話かけてみるか。)




「あのぉ~。ここって魔王城で合ってます?」



俺が喋りだすとモンスター達がもう一度ざわざわしだすが、今度はゴブリンが一喝をし俺に話かけてきた。



「そうだが、お前は何だ。容姿からして敵では無さそうだが。」



容姿?どんな容姿をしてるのか気になったので自分の体を見ると。



背中には黒い翼が生えていて、首には謎のペンダントが掛かっていた。

服は脱ぎ忘れてずっと着ていた制服だった。


(真っ黒だな俺。)



後で鏡で顔も見ようと決めた。そして魔王に自己紹介をしてみる。



「俺は、三神恋・・・じゃなくて、シファ・ジオン。」



一瞬、地球の名前を言いそうになったが言いとどまって、こっちでの名前を言った。



「やはりか・・。私の軍の司祭が予言した通りだったな。堕天使で私達の仲間。・・・歓迎するよ。」



(予言されてたのかよ。まぁ、歓迎されてるらしいし、いいか。)



「言い忘れていたな。私の名前は、ギブロ・ランだ。今から歓迎祭をして、そこで君の所属先を発表する。・・・・おい!お前ら、祭りの準備だ!大きな力を歓迎しろ!」



こうして俺は異世界で魔王の仲間になった。













   



   

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