真白の日常
今更ですが、現在の作品内での時間設定は、2010~15年ぐらいだと思っています。
そして、Vtuberデビューさせるのは、2019年の4月を予定しています。
しかし、現実と全ての設定を合わせるのは不可能だと思いますので、よほど変な矛盾が起きない限り、創作だと思って読み流してください。
7歳になった私は、自分で言うのも良くないかもだけど、かなり可愛いと思う。
街で知らない人に話しかけられたこともある。
まあその時は、催眠術をかけてどこかに行かせているけど。
白い髪は、きちんと手入れしているおかげもあってサラサラで、学校でもよく触られる。
まつげも伸びて、二重の目をより大きく見せている。
顔も整っており、友達にもよく褒められる。
それなのに、顔は両親が日本人な事もあり、日本人の顔だから、変な距離感を感じることもない。
皆が言うには、海外の美人は、何か違うと感じるところがあるらしい。私には分からないけど。
身長も125cmあり、クラスでは1番高い。
もしこのまま育ったら、私は長身な美人になるんだろうなぁ。
ドラゴンだったときも身体は大きかったし、期待大だ。
私は、小学校の中でも結構な有名人になっていた。
まぁ、白くて目立つしね。
だから、知らない上級生に話しかけられたり、抱きつかれたり、持ち上げられたりはよくあること。
「真白ちゃんおはよー!」
今日も上級生の女の子に抱きつかれている。
「玲先輩、おはようございます。」
この人は葉山 玲先輩。小6で、現在の生徒会長。そして、女の子向けのファンション誌でファンションモデルをやっている美人な先輩だ。
テレビにもたまに出ていて、学校内外問わず人気者だと思う。
この人は、多分乃愛ちゃんの次に、私のことが好きだと思う。
毎日1回は私を広い校舎から見つけ出し、抱きついてきて、私の顔を胸に押しつけて、頭を撫でてくる。
始めは驚いたけど、今はもう何も思わない。
ちなみに、玲先輩は私に、入学式の在校生代表として挨拶したときから目を付けていたらしい。
舞台の上から見たら、黒や茶色の頭の中に、白色が混ざっていたらそりゃ目立つよねぇ。
「真白ちゃんは今日も可愛いね!」
「玲先輩は今日も綺麗ですね。」
「ありがとー!」
いつもしている会話です。
「そういえば昨日、玲先輩が載ってる雑誌を見ましたよ。表紙でしたね。」
「あ、ホントに?ありがとっ!」
「可愛い服も、かっこいい服も着こなしてて、凄いなって思いました。」
「スタッフさんが私に似合う服を見つけてきてくれてるだけだよぉー。」
「そんなことはないです。先輩が魅力的だからですよ。」
「そうかなぁ?真白ちゃんありがと。」
「事実ですので。玲先輩、そろそろ苦しいです。」
「あ、ごめんね。それじゃまた明日ね!今度一緒に美味しいもの食べに行こう!」
「はい、また連れて行ってください。」
「うん!それじゃあね!」
玲先輩は、元気に教室に戻っていった。
私の前ではあんなのだけど、モデルや生徒会長としては、本当に凄いと思う。
でも、雑誌で私の話をするのはやめてほしい。もう既に何回か、出版社から話が来てるんだから。
私は別に、この姿で有名になろうとは思っていない。
だって、街で話しかけられるのは面倒だから。
今だって、女の子や女性なら、別に一緒に写真を撮ったりとかはしてあげてるけど、男はなんかキモいから断っている。
これがもし有名人になったら、今の数十倍は話しかけられるかもしれない。
それはさすがに…めんどくさい。
だから私は、このまましたいことを好きに続けようと思う。
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