テスト ~真白の占いを添えて~
なんか最近Vtuberっていうのが出て来た。
3Dでアニメのようなキャラが動いていて、色々最新の技術を使っているらしい。
ネットの評価は賛否両論って感じだけど、私は結構好きかもしれない。
これからの活躍が楽しみだなぁって思う。
こんなことを考えていると、テストの時間が終わりそうだった。
私は今、卒業直前なのにテストを受けている。
このテストは中学のクラス分けに深く関わっているらしい。
中学では外部からも人が入学してくるから、その人達と同じテストをして、中学のクラス分けを考えるらしい。
中学でも、学力によってクラス分けをするみたい。
上から順に選んでいく方法。他の学校みたいに、平均的になるようにはしないらしい。
ついにこのクラスメイト達とも離れるとなると、少し寂しい。
6年間も一緒だったから、姉妹とか、家族とか、そんな印象だしね。
「はーい、時間でーす。テストを集めるので、筆記用具を置いてくださーい。」
あ、終わった。皆テストは解けたのかな?
結構難しかったけど…。
一応テスト対策の勉強会とかしたし、出た問題はかなりその勉強会の対策が当たっていたけど…心配だ。
テストが全部終わり、クラスメイトは皆安心した顔をしていた。
「結構解けたよー。」
「私もー。」
「真白ちゃんの対策がほとんど当たってたよねぇ。」
「さすが真白ちゃん。」
「え、あ、どうも。皆が解けたようで良かったよ。」
反応を聞いている感じだと、少なくとも全然ダメだった子はいないらしい。
良かった、占いの魔法を使っておいて。
さすがに確定した未来を見るのは憚られたから、未来予知とかじゃなくて占いにしたし、精度が心配だったのだ。
私は、皆が少しでも点数が良くなるように勉強会を開いていた。
そのおかげで皆が上手くいったなら、私も嬉しい。
次回を卒業式にしたいと思います。
強引な展開ですみません。
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