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やけどをしないように安全対策はしっかりと

今回はクロス先とあまり差がありません。

今のところは。

世界歴15035年3月

大日本及びムー大陸連合帝国海軍硫黄島泊地

戦艦ヤルマトイ艦橋

「陛下。全艦集結。派遣艦隊の出撃準備が整いました。」

「ではゆくとしよう。ああ、艦長、途中で八丈島に寄港してくれ。」

ムー大陸を統べる帝国副元首ムー大陸皇帝ラ・ムーの言葉で艦隊は動き出した。


「まもなく八丈島です。」

「なんだあの艦隊は。」

[我が国の艦隊です。]

八丈島の南西に迫る沖ノ鳥島新島。その東にびっしりと彼の国の艦が停泊していた。

「すさまじいとしか言いようがない。というか、この規模は、我が艦隊はいらないな。遥夢殿、我が艦隊の者を研修として、貴艦隊で受け入れてもらうことは可能かな?」

[難しいですね。あの艦隊は2人を除いて全て女性なので。]

「そうか。ところで、あの巨大な人口島群はいったい。」

ラ・ムーの言葉につられてその視線の先を見れば、

[どこの馬鹿役人ですか、師団艦隊規模の一括次元境界面通過許可しやがったのは…リー!]

『すいません。小型艦から通過させていたら時管省の木っ端役人がとっとと通過しろと。』

[あとで締めときなさい。あれはうちの艦隊です。」

「とにかく、旗艦はどれかな?」

晶仁の言葉に、ヤルマトイの士官が、

「前方大型戦艦のマストに帝国海軍長官旗と類似する旗を確認。」

[ああ。伊勢ですね。そこら辺の艦隊を率いる戦艦です。とりあえず接舷許可を申請してください。]

遥夢と呼ばれたかの国の王が出した指示に従い伊勢と呼ばれた巨大艦に接舷を求めると。

「許可が下りました。」

許可を受けヤルマトイが伊勢に近づく。

「なんと巨大なのだ。あの大和よりも更に大きく見える。」

ラ・ムーが驚く中、遥夢が伊勢に移る。

『特連艦隊、外征艦隊全艦に通達。これより、我々は米国支援のため一路西へ向かう。艦隊規模の関係上、どうしても、スエズ、パナマ両運河は使えないが、幸いにして、喜望峰、マゼラン海峡は転移の関係で穏やかな海域となっている。また、今回はムーの有志艦隊が同行する都合、全体速度は20ktに制限されるが、昼夜兼行でアメリカ、サンディエゴに向かう。全艦抜錨。特連艦隊を進路啓発とし全体で輪形陣をくむように、艦隊第4戦速進路265。』


『そちらはいかがですか?』

「おかげさまで快適です。ですが。え?すいません少々席を外します。……お待たせしました。一度、トラックによっていただきたいのですが。」

『スァン。山本、進路変更270。チュークへ向かいなさい。ウェリアス航空第2戦速でチューク環礁北岸に先行。補給の用意を。』

艦隊の進路が南向きに変わる

数日後。

「ヤルマトイがどれだけ皆さんの艦隊について行けるか知りたかったのですが、全くついて行けないと言うことがわかりとても満足です。よろしければ、こちらの船で向かいたいのですが。」

ラ・ムーの言葉に遥夢は軽く頷いただけで、あとを山本に託し、伊勢を降りる。

「あの方は?」

「自分の船に移られましたよ。それと、ヤルマトイは補給後、そのまま、待機し、トラックには入らないでください。」

晶仁の言葉にうなずき、ヤルマトイは待機させられた。

「艦隊最大戦速。制空は第1師団艦隊に任せろ。」

新幹線並みの速度で、海の上をかっとぶ大艦隊。パンダ海峡を抜ける際に英国海軍の空母機動艦隊、大西洋に出るとトリスタン・ダ・クーニャ泊地に集結していた英露海軍400隻の歓迎を受けた。集結した艦艇が全て120kt/h出る高速艦であり、艦隊集結より遅れること2日日本の連合艦隊も同じく120kt/h以上は簡単に出せた。

総計で4カ国1000隻に上る大艦隊が先行日本艦隊に同行していた彼の国の巨艦艦隊からの補給を受け出航したのは、それから一週間後だった。


アメリカ大陸西海岸に出て中米地峡にさしかかると、パナマ運河を守護する、米海軍の駆逐艦が寄ってきたが、大艦隊にびっくりして引っ込んだ。

サンディエゴには第一艦隊の輸送艦によって、日本から送られた、無人兵器がずらりと勢揃いしていた。

合衆国大統領ロナルド・トムソンは、サンディエゴ沖合に停泊する4カ国連合艦隊を見て一種の感動を覚えていた。

世界最強の海軍を有する日本や、日本と昔から仲が良く日本に次ぐ海軍力を有する英露。そして、見たことがないものの、最も数の多い国の船。これらと、ともに再び調子に乗り始めた変形共産主義をたたきのめせることに。

今後加筆して、徐々に変えていく予定です

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