表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/36

なにかきたかったんだろう?聞かれても困るよね

世界暦15050年 西暦2050年 平成60年

大日本帝国 伊勢湾沖合

ここにこの日、8大列強に属する艦艇が勢揃いしていた。

三帝五王世界転移十周年記念特別観艦式

それがこれから行われるイベントだった。

8大列強各国から集まった艦艇は大小あわせて、総勢2433隻。それが、このあと、会場である大日本帝国小笠原諸島南部に移動する。その前の帝国一般市民とのふれあいだった。

ただ、慣れになれている上位4カ国はよしとして、無駄に勉強熱心で、いらんとこまで覚えて、突っ込んだ質問をしてくる帝国臣民に下位4カ国は混乱しまくった。

曰く「この砲では構造と使用原理上どこそこまでしか飛ばないはずだが、なぜ、先ほどの説明ではどこそこまで飛ぶという形だったのか。」だの「この機関と、この燃料、そしてこの原理の組み合わせでは、航続距離はこれくらいのはずなのになぜその倍の距離を説明したのか。」といったかんじで。

艦隊はその後、観艦式観覧希望の一般人を乗せた帝国が誇る特一等大型客船第三代飛鳥、英国のQE3、ロシアのПВ2とともに会場に向かった。


同小笠原諸島南方 帝国本土最南端 沖ノ鳥島群島

彼の国の艦艇が艦体更新を行った後の古い艦体をここら辺にこの世界における活動拠点として設置していった結果、最も大きな物では帝国本土最大の49448083.23㎢と言う巨大な物があり、これ一つで帝国本土における全人口の約3割を引き受けている。

因みにこれは彼の国最大の戦艦がつかっていた艦体を流用しており。彼の国は仲良くなった世界の日本にこれを領土として活用できるよう整備してプレゼントしている。

全長600km全幅80kmという広大な地表面を有し。最も高いところで標高一万二千mにもなる。沖ノ鳥島新島と呼称されるこの島は、本土東方多島海部の中心地であり、旧艦橋部付近では摩天楼立ち並ぶ大都会が形成されている場所もある。が、民生利用が許可されているのはこの大都会を除けば、基本地下と港湾部のみで大多数の地表は帝国陸海軍の共同利用地である。

元々が戦艦の艦体であるため地表部には現在も往時の大口径砲や、対空兵装などが数多く残っており、すぐそばの沖ノ鳥島本島を租借し、拡張、基地とした彼の国によって都度整備が行われている。

往時の機関もまだ現役であるためその気になれば再度戦力化することはたやすい。

まあそれをすると、帝国本土が一斉にエネルギー源を失うのでしないが。

沖ノ鳥島群島から小笠原諸島にそって、一本の直径10mにもなる巨大な海底ケーブルが伸び父島で、北海道、仙台、伊豆、伊勢、大阪、高知、山口、大分、鹿児島、台北に上陸する線に分かれる。特に伊豆、伊勢に上陸する二線は、ほかより太く、多くのエネルギーが供給されている。これは、帝国の要帝都があるからである。


[絶景かな絶景かな。]

沖ノ鳥島新島の旧艦橋部。かつて、主艦橋と呼ばれる、五層ぶち抜きの大艦橋が置かれていた空間は今彼の国の行政機関が管制室として使用している。

かつて、自らの定席となっていた椅子に座り、前方に映し出された、接近する大艦隊を眺めて、こう曰う彼の国の王。

新島最南端には更新された艦体を持つこの島のかつての持ち主が停泊していた。

戦艦コーウェリア

今回の観閲艦である。一周1360kmの巨体を生かして、2千隻を越える大艦隊の観閲を行う予定である。

まあ、実際には更に600km追加されるわけだが。

はっきり言って、観艦式やると章稼ぎにしかならないので、書きません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ