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ep6 直said
家に入ると一面リビングでその一角にキッチンがある。
広過ぎ…
上を見上げると螺旋階段の先に7つの部屋が。
右から青、紫、赤、白、黄色、緑、黒の七色に塗られた部屋の扉。
カラフルだな。
「上にある部屋は個室で、イメージカラーの扉が誰の部屋かを示している。青が康、紫が廉斗、赤が大和、黄色が俺、緑が務、黒が斗馬、白がお前な。」
「おお…」
真ん中なんだ…端だと思ってた。
「…ちなみにさ…」
「ん?」
「料理とかできる?」
「おお、母さんにこき使われてたから家事全般出来るぜ。」
「すげー」
まーそこは「女子」かな。
あ、洗濯は誰にも頼めねーな。さらし見られたらばれる。
「じゃーあ、よっと。」
川口健がトランクを持ち上げた。
「いや、自分でするから…」
「そんな細-腕して持たせるの怖-よ。」
なんかアイツらみてーだな。
「何やってんだよ。」
「おー」