五色の鹿
「起」
昔、山のふもとに猟師がいた。
猟師には、小学生ぐらいの男の子がいた。
猟師は、山で、鹿やイノシシ、ウサギ、キジなどを鉄砲で仕留めては、糊口をしのいでいた。
猟師の暮らしは、貧しく、山で獲物が取れない日々がつづくと、親子ともども、飢えがつづくのだった。
「承」
そんなあるとき、五色の鹿を猟師の住む山で見たというものが現れ、なんでも、五色の鹿の肝臓を食すると、万病に効く、不老不死になるとの、うわさが広まった。
「転」
おりあしく、城下のお姫様が病になった。医者が見ても、原因がわからない。五色の鹿の肝臓を食するしかないということになった。殿様は、金に糸目をつけず、五色の鹿の肝臓を買うとの御触れを出した。
「結」
山狩りをすることになった。みな総出で、五色の鹿を求めて山に踏み込む。
でも、五色の鹿なんていない。
「からくり」
五色の鹿は、猟師親子の自作自演です。
小学生ぐらいの子どもに鹿の皮を五色に塗って、かぶせ、走らせる。
うまいことやってひもじい生活に終止符を打とう、金持ちをだましてやろうとたくらんだが、いざ実行となると、悪人になりきれず。
追伸!
「別の悪人」
別の悪人が、どうせばれっこないだろうと、適当な鹿の肝臓をもっていって、五色に染めた鹿の皮を証拠として、もっていった。
殿様は、この悪人に大金を払い、娘に鹿の肝臓を食わせた。
結論を予想してください。
お好みの「結論」によるあなたの生き方占い
①娘の病気がたまたま治り、めでたしめでたし。
②娘が死に、嘘が露見した。悪人は、とらえれて、磔獄門となった。
③娘はいったん、回復したが、しばらくたって死んだ。悪人たちは一度、大金を手にして、豪遊し、しばらくあとに、見つかって磔獄門になった。
①娘の病気がたまたま治り、めでたしめでたし。
教訓:悪人が最後には勝つという教え、「毒を食らわば皿まで」
生き方:現代社会を生き抜くには、このぐらいのタフが要求されますが、あるとき、手抜きをすると、まっ逆さに転落することがあります。用心を重ね、頭脳と体力を常に鍛えてください。油断すると、危ないです。
②娘が死に、嘘が露見した。悪人は、とらえれて、磔獄門となった。
教訓:最後に、悪は負ける。正義は勝つ。
生き方:あなたは、正直者です。これでは、せちがらい世の中、いいように利用されてしまいます。あなたの周りには、ずるい人間ばかりいますよ。
③娘はいったん、回復したが、しばらくたって死んだ。悪人たちは一度、大金を手にして、豪遊し、しばらくあとに、見つかって磔獄門になった。
教訓:人生は、幻のごとく。楽しんだもの勝ちです。
生き方:浮き沈みの激しい、波乱万丈型ですね。大勝負には強いです。大富豪か乞食かの選択を常にできるのであれば、或る程度勝ち進めます。ただ、負けた時は、ほんとうにみじめですね。