表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女扱いの第四王子ですが、天才剣聖の少女に翻弄されています  作者: Magicfactry


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/23

第21話 悪意の増幅

第21話です。

黒霧はさらに暴れ、森全体が闇に包まれる。

リュシアンの祈りの光は、闇に押されつつも消えない。

だが、胸の奥の嫉妬や独占欲も増幅される。

王子は初めて、自分の感情が力になり得ることを理解するが、同時に危険性も感じていた。


「王子さま……光が強すぎます!」

フィアナが声を荒げる。

剣を振るいながらも、王子の顔色を気にしている。

光は強いが、その代償として王子の体力がどんどん削られている。


リュシアンは、意識的に胸のざわつきに向き合う。

「嫉妬……独占欲……すべて、この力の源なんだな」

感情を否定せず、光に変換することで、黒霧に立ち向かえる。

しかし、それは王子自身の命を削ることでもあった。

息が荒くなり、手の震えを感じる。


「王子さま、止まって!」

フィアナが剣を下ろして駆け寄る。

その目は、ただ戦う剣士ではなく、守る人としての恐怖と懸念を宿している。

王子の顔に刻まれた疲労と決意を見て、彼女は理解する――光を放つたび、命を削っているのだと。


「……それでも、これは俺の役目だ」

リュシアンは微笑むように答え、祈りを止めない。

胸の奥で、嫉妬や独占欲がざわつき、黒霧の闇に光が突き刺さる。

自身の命を削る代償を承知の上で、守るべき人々のために祈る。

お読みいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ