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セカンドワールド〜ガンバトル〜

作者: アパー

もし気に入ってもらえましたら、コメントください。

これが初めて書いた作品です。温かい目で最後まで読んでくだされば嬉しいです。

アドバイスは必ず受け取りますので何かあればください。小説書くのが、楽しかったので上手くなりたいです。

「バベル左に一匹いるぞ!」

「あーわかってる、渚そっちに逃げた敵はローだ!」

「そいつは僕がやるから渚はバベルの援護に別パが来てる、

二人で前線を引いてくれ、」

「わかった」

「了解」

2100年VRゲームが普及して行き全世界人口の7割弱がやっている、そんな時代に今最も熱いのはやはりゲームの大会だろう

 私達は今シューティングゲーム『ガンバトル』の大会に出場している。この大会はヨーロッパで開催されていてヨーロッパ1のチームを決める大会だ。

「クリスタ今走ってるやつでラストだ、狙えるか?」

「野暮な事聞くなよ渚、僕がこの距離で外すとでも?」

バーン

スナイパーライフルの耳障りな銃声が鳴り響くと共に、試合終了のアナウンスが流れた。

 まー私達が勝つのは当たり前だ、何故ならこの大会は今年だけでなく10年以上続く大会だが、ここ2年は優勝者が入れ替わっていない、そう2年連続いや今年も優勝したから3年か、私達は3年連続で優勝しているのだ。だからこそ私ら胸を張って言える、私達こそがこのゲームで最強だと、少なくともヨーロッパでは。

「GG、いい戦いだったね」

「ああ、お前が突っ込んで行った時はひやっとしたぜ渚」

「敵の位置は把握していた、お前とクリスタがカバー入ると予想しての行動だ」

「そーかい」

「まーまー喧嘩はその辺で、それより今年の祝勝会は何処でやりたいか希望はあるかい?」

「私は魚がいいな」

「俺はもちろんパスタだな!」

「おーけーいい所探しとくよ」

 私はもう慣れたがバベルがパスタ好きなのは最初は戸惑った。バベルは2メートルを越える大男だ。筋肉もボディビルダー並みにある、この見た目ならステーキでもかぶりついていて欲しいものだ。

渚が大会会場を後にしようとした時、1人の怪しいスーツを着たサングラスの七三が居た。

 なんだアイツ、通路のド真ん中で立ち止まって何をしてるのだ?見るからに怪しいしここは無視して通りすぎるか、

コツコツコツ

「横光渚さんですよね、」

「、、、」

「私は怪しい者ではありません、私の話を聞いてはくれませんか?」

 ふん、何処の世界に自分は怪しくないですと言って近付いてくる奴が怪しくない事がある?こんな奴は無視だ無視

コツコツコツ

「はぁ、貴方にとってはとても良い話なのですがねー」

「、、、」

渚は黙って通り過ぎた。

会場から出た渚は強い日差しにうんざりしながらクリスタに連絡を入れた。会場は男と女のロッカールームが別になっている為出る時は別々に行動していたのだ。

プルプルプル、、、ピッ

「どこだ?」

「こっちは会場を出たよ」

「私も出た」

「じゃあ、会場前広場の噴水前集合でどうかな」

「わかった、今の時間なら客は帰っただろうしな」

ピッ、、、ツーツー

「おーい!こっちだー!なーぎーさー!」

「はぁ」

「はは、バベルそんなに叫ばなくとも多分聞こえてるよ」

「あぁ?そうか?」

「うるさいぞこのゴリラが」

「な、」

「はいはいレストラン予約しといたから行くよ」

いつもクリスタがバベルのなだめる係だ、クリスタはあった頃から優男というイメージ通りの人間だ、まー顔はイケメン寄りだろうがそこまででもない、確か親はフランスの偉いさんだったか?だからいろんなお高いレストランなどを知っているらしい。

ガチャ

レストランまでタクシーで来た渚達はレストランに入りクリスタが予約していた席に着いた。

「とりあえずお疲れさま」

「あー腹減った、」

「次の大会の事なんだが、私は出れない、、、」

「へ?」

「は?」

「日本に帰る事になったからな、お前らともお別れだ」

「あーそっか、良かったね、」

「ほーそいつは良かったな!!やっと言ってた弟に会えるじゃねーかよ!」

「あぁ、楽しみだ何年も帰ってないからな」

この後、3時間に渡り3人は祝勝会を楽しんだ。

ピピピ、ピピピ、カチャ

 あぁもう朝か、はぁ頭が少し痛いな、飲みすぎたか?

ふらふらと渚は立ち上がりリビングへ行きコーヒーを淹れ、サンドウィッチを片手にテレビを付けた。

「なんと、国際連合が特権制度なる制度を発表しました。」

 特権制度?

「特権制度はゲームの上手い者に特別な権利を与える制度らしいですね、一部減税や年金の支給などがあるようです。」

 は?なんだそのふざけた制度?

「なお、この特権保有者にはセカンドワールドに国際連合名義のアバターでのみログイン可能だそうです。」

「それ以外にもセカンドワールドでの各国の土地の利権は、その国所属の特権所有者によってのバトルによる対決で、決まるそうです。」

 つまり、金やるから国の為に働けって事だろ?

セカンドワールドはVRゲームの普及に伴いVR内にもう1つの世界を作りだしたのだ。その世界では様々なゲームができ、現実世界となんら変わらないクオリティから第二の世界セカンドワールドと呼ばれる様になり利用者の数は計り知れず、セカンドワールドの1つのエリアを持つだけでも数十億は稼げるらしい。

 お国は特権を与えて特権所有者を駒の様に働かすんだろうな

「くだらない」

ピーンポーン、ピーンポーン、

 誰だ?こんな朝早く、まだ5時だぞ?

インターホンに行くとスーツを着たサングラスの七三が居た

 は?アイツって、アイツだよな?

「どうしてここが分かった?」

「調べればわかる事ですよ」

「調べたのか、」

「ええ貴方の事はひと通りね」

「、、、」

「昨日話しそびれた話をしに来ました」

「、、、」

「特権制度についてはご存じですか?」

「、、、」

「貴方に特権所有者になってもらいたく来たのですが」

「帰ってくれ」

「我が国の特権所有者になる気はないのですね、」

「あぁ」

「そうですか、仕方ないですね」

パチン

男が指を鳴らすとスーツを着た大男が3人現れた

「仕方ないので貴方の母国日本に渡られる前に死んでもらいましょう」

「な、」

ガチャ

男達がドアの鍵を開け入ってくる

 チッ予めホテルの鍵を持ってたのか、

バタバタ、ドタドタ

なんとか逃げ回るが、壁の端に追いやられる。

「私も鬼ではありません、チャンスをもう1度上げましょう」

「ふん、何度聞かれても答えは変わらないがな」

「そうですか、残念です」

「私がただ逃げ回ってただけと思ったか?」

「それはどういう、、、は!今すぐその娘を止めろ!」

男の命令は遅かった、なぜかそれは渚の立っていた場所が問題だった。渚は逃げながら装置の場所まで行ってたのだ、そうセカンドワールドにログインする為の装置に、

キュイーン、

「はぁ、まさかセカンドワールドに逃げたら大丈夫とでも思っていましたか?」

「ふん、貴様らもきたのか」

「あちらでもこちらでも一緒です。あの女を捕まえなさい」

「はっ」「はっ」

「あっちでは無理だかこちらなら話は別だ」

渚は『ガンバトル』を相手に仕掛けた、

「これなら私達に勝てるとでも?」

「あぁ、その通りだ」

「大した自信ですね」

「当たり前だろ?お前達なんかに負けてたらヨーロッパ杯で3連覇はできなかっただろつしな」

なぜ渚がゲームを仕掛けたかそれは再ログインの制限を利用する為だった。セカンドワールドでは、1度でも負けてしまうともう1度ログインする為には5時間待たなければならない、渚はこれを使って男達から逃げようとしていたのだった。

3.2.1.GO!!

試合開始の合図が鳴り響く、渚は自分の愛用しているM4を取り出してついでに手榴弾も出しておく、いざという時のお守りの様なものだった。渚は敵の取り出した武器を観ながら近くの岩陰に隠れた。

スナイパー2アサルト1サブ1か、

(AR)アサルトライフルを持った大男と(SMG)サブマシンガンを持った大男がこちらに向かって走ってきていた。七三の男は右の岩陰に隠れたのを確認できたがもう1人は確認出来なかった。ARを持っている大男とSMGを持っている大男が渚の隠れている岩を左右から挟み込む様にして走ってきた。渚は右から来ているARを持っている大男に数発玉を撃ち、左から来ているSMGを持っている大男に標準を合わせる。SMGを持っている大男と撃ち合いになり1対1の撃ち合いなら負けない自信のある渚は、1歩も引かずに撃ち合うが、スナイパーに狙われて大ダメージを受けてしまう。しかし、スナイパーを撃ってきたのは七三では無いのは位置的に考えると分かるだから、確認出来なかったもう1人の大男だろう。渚はすぐにSMGを持ってる大男を倒して後ろから来ていたARを持っている大男に標準を合わせた。すぐにスナイパー2人から射線の通らない位置に行きARを持っている大男と撃ち合う。倒した後手榴弾を七三の方に投げ、渚は残りの大男の方へジグザグに走っていく、相手の視線と銃口を見て敵の狙いを読み一発も当たる事なく20メートルの位置に付き最後の大男を仕留める。七三の方に視線を向けると手榴弾の爆破をなんとか避けたが武器を落としてしまっている有り様だった。

 はぁ、私はこんな奴に高い手榴弾を使ったのか、、、

セカンドワールドではリアルマネーが通貨となっている為『ガンバトル』の装備品もリアルマネーで買っている。手榴弾はかなりの金額だったりする。武器を持っていない七三に渚は標準を合わせ、

ドカン

一発の銃声が鳴り響き敵が全員地に沈んだ。勝利のアナウンスが流れる中、渚はその場を後にするのだった。

キュイーン

渚は別のリアルとセカンドワールドを繋げる装置から出てきた。あたりを見渡しさっきの奴らが居ない事を確認し、電話を1本入れた。

「クリスタ、私は今から日本に帰ることにした」

「そうか、」

「もう邪魔しないでくれ」

「あぁ、僕が送った奴らは倒したんだね」

「、、、じゃあな」

「あぁ、またね渚」

長編物書こうかな、、、この作品の、

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