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十一 疑惑


 白鳥は武内が退職したので事件の残務処理をしていた。


正人のアパートにある所持品は全て確認済みだった。


後は工事現場で使用していたノートパソコンのデーターを調べるだけだった。


パソコンを立ち上げた。


デスクトップにCAD、表計算、写真編集などのアイコンがあった。


CAD、表計算は事件とは関係無さそうなので、写真編集を開いた。


几帳面な性格らしく、工事写真集が七年前から今までで十数件作成してあった。


最後に予備と書かれたフォルダーがあったので開いた。


数枚の写真があり、一枚は集合写真で若い男女が二十人ほど写っていた。


何処かの旅館の玄関の前だった。


拡大して白鳥は驚いた。


写真の中央に中年の男が座っていた。


それはミクの義父で、その横に立っているのがミクだった。


もっと驚いたことに左端に正人が立っていた。


事件の根底を覆す写真だった。


あと何枚かの写真は背景が海でミクと正人が二人で自撮りをしたものだった。


日付が同じなので、何かのグループで旅行に行った写真だと判断した。


義父の服装が白装束なのが気になった。


自分のパソコンで義父の名前を打ち込み検索した。


すると、新興宗教団体(自愛教)の教祖との文字が出て来た。


開くと義父の顔と準教祖でミクの顔があった。


教義は(自分を愛そう、欲望の赴くままに生きよう。セックスは自由で信者の

絆です)だった。


全国に秘密裏に十万以上信者が居るようで、教義の内容で公安が目を付けて

いるようだった。が二人が殺されて自愛教は活動を中止し、

後継者がいなく消滅したらしい。


捜査は終了した、又掘り返す必要はないと白鳥は考えた。

が精神科医の溝口がミクの事は全て妄想だと話していた。


事実と違って来た。


白鳥は新しい上司の菊池に相談したが、もう捜査は終了している。被疑者死亡で

真犯人が他にいる訳ではないので再捜査の必要はない。

矛盾があれば自分で調べろと言われた。


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