人生とは何色
酒場で乾杯
久しぶりの同窓会
久しぶりの同級生
挨拶もそこそこに昔話に花を咲かす
友達は語る
学生時代は黒歴史の塊
だけど1番自分が輝いていた
何にでもなれる可能性があった
だから過去は黒色
全ての可能性が混ざった色
可能性の色
今の自分は何色だろうか
愚痴のばかりの毎日はきっと灰色
薄れていった可能性の色
妥協の色
ため息をついて酒を飲み干す
酒に逃げて赤くなる私の顔
夢を語って赤くなる友の顔
終電を逃してオールを決行
学生のように明日を考えず今を生きる
明るくなる空は何色だろうか
白々しい朝日を浴びて帰路につく
どこまでも続く明日に心が色褪せていく