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⑸『夜の公園の灯』

⑸『夜の公園の灯』



適度な距離を保って、自分は公園との内奥の距離を維持している。それは、事細かく言えば、夜の公園の灯に集約されるだろうが、端的に言ってしまえば、内奥の心の範囲のことなのである。雨が降って辛い日も、夜の夢にまで、公園が出てこれば、恐らく、灯は消失しまい。



尚更、意識的革命でも起こせば、自己は自己足りるんだろうが、それでも、風景に一元化された風景画は、停滞することを止めない。流れゆく雲の如く、意識を適量に逸らせば、また、往来する雲の浮浪雲から、その間を、夜の月が停止すると言う訳だ。



記憶の片隅に置かれた、この公園の風景画は、何に由来するのかは分からないが、しかし、眺めるだけで平穏になれることが、どれ程美しいことかは、美神の宿命が、導いてくれるはずである。どちらにしても、夜の公園は、灯を有していることが、何よりの力点であることは、確かだと言えるだろう。

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