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麗しい桜の君は男も落とす

僕に似た顔なのだが咲の場合はそれが更に整っていてどちらかというと二次元寄りだ。

艶のあるサラサラの髪に、サクラと同じ色素が薄く光の具合で赤や紫に見える神秘的な瞳。

引き締まった筋肉質なウエストラインに、丁度いいくらい筋肉が付きスラリと伸びた長い手足。

女なら誰もが抱かれたいと望むだろう。




だが…、まさか僕まで落とされるとは思ってもみなかった。



僕は、

サクラが好きだ。

サクラが好きだ。

サクラが好きだ。


で・も!!!!

テクノロジーの集大成、麗しの桜の君に抱かれるのなら、喜んでこの身体捧げます。



僕は、サクラが好むようにと考えて遺伝子配列を完璧にして咲を創ったんだ。

なのに何故だーーーー!!!!


男に落とされた自分が嫌で、消えたくなる。



サクラは僕の遺伝子配列を元に創っている。

そして、サクラが好むと言うことは…、つまり僕も…。



「ちょっと私室に籠る。」

遺伝子配列を見直そうと、その場を離れた。




「咲ちゃん、神様どーしたのかなぁ?」

能天気なサクラの声が背中から聞こえてきた。

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