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119 あるモンスターバスターの日記  (とりあえず最終回)

◎月X日 T.Iさん「風流院大学の異文化交流学部が1年で生徒を募集しにゃくなってしまったのですが、どういうことにゃのでしょうか?」

 

モンバス姉さん「作者のネタが尽き…げふん、げふん!!優秀なモンスターバスターたる人材が『1学年というくくり』では100人という大人数を日本中からでもかき集めるのが難しかったのです。

そういうわけで翌年からは『非公式にこっそり年齢を問わず』世界中から募集して、『異世界交流学部』改め、『モンスターバスター養成機関』でじっくりと育成することになったのです。

(その際にアルさんや私たちは大学の学長や講師をやめ、養成機関の講師にくらがえしたのですが。)」


 「あの時の『実験的な授業』はいろいろといい経験になりましたよね♪」

 ニコニコしながら望海ちゃんが語ってくれてます。

 望海ちゃんの膝の上にはアルさんの実に可愛らしい娘さんがニコニコしながらいい子になって腰かけています。

 あの入学式から三年がたち、望海ちゃんはすっかり素敵なレディとなり、めでたくモンスターバスター一二星の一人として大活躍してくれています。


 「キラナちゃんは本当にかわいいですよね♪」

 望海ちゃんがキラナちゃんの頭をなでなでしている。

 アルさんと巧さんの娘さんのキラナちゃんは母親似でむちゃくちゃ可愛いのだが、どうも子供らしく泣くことがほとんどなく、なんとなく『すでにいろんなことがわかっている』かのように振る舞うのだ。

 まさか、よくあるラノベのような『転生チート?!』……と、ご母堂であるアルさんに聞いてみたら…。

 「あらあ、そんなことはないわよ。まだ、『ちょっとしか思い出していない』みたいだし♪」と実に危険な答えが返ってきました。

 転生チートではなく、生まれがチートなのかもしれません。


 「子どもって、本当にかわいいですよね♪早く瀬利亜さんも娘さんか息子さんを作られて、抱かせてください♪両方でもいいですよ♪」

 望海ちゃん!あんたは何を言っているのだ!!

 そんなことを言うならとっとと自分の息子か娘を作れ!!というか、その前に彼氏を作れ!!


 「ええ?!そんな…。瀬利亜さんみたいな素敵な彼氏なんて、なかなか見つかりそうもないですし…。」

 言ってもないのになぜわかる?!

 それから、言い寄る男性は山のようにいるでしょ?!!

 ケツアルコアトルさんのお孫さんのアロくんなんかは一二星同士でもあるし、向こうは気があるようだし、カップルになったらうまくいくような気がするんだけど…。


 「アロさんがものすごくいい人なのはわかりますが、友人ならともかく、恋人や夫婦となるとなんか違うんですよね…。

 大丈夫ですよ!アロさんにはきっとすごく素敵な彼女ができてくれますよ♪」

 この子、恋愛する気がねえよ!!

 能力的にはものすごく女子力が高いのに、恋愛脳がゼロのオヤジだよ?!!


 「それがなあ…。『作る作業』自体はまったく怠っておらへんのやけんど…。」

 光ちゃんも何を言ってんですか?!!!そんなことは人前で言うことじゃありません!!


 「まあ、二人ともいつまでも仲がいいんだから♪」

 アルさんがにっこりと笑って返しますが…。いや、あなたのとこも人のこと全くいえないですよね?!!


 「うん、もちろんだよ♪でも、見ている方も仲が悪いのを見るより、仲良しさんを見る方がずっといいよね♪」

 ええと、アルさんもテレパシーを使っている?ようですね…。

 確かにたとえ『砂糖を吐きそう』な気分になったとしても仲のいいカップルを見ている方が、『ぎすぎすしたカップル』を見せられるよりは100倍いいのは確かです。


 「来年くらいには双子が生まれる『予定』なのよね♪」

生まれてくれればいいな…ではなく、『予定』にしているあたりはさすがというか、なんというかですね…。


 「にゃるほど…。では、私も子供を産む予定にするのも悪くないにゃ♪」

 ええと、質問者が入ってきてますが…。

 トラミちゃん、あなたも見かけはちょっとは女性らしくなりましたが、言動は幼いままなのですが…。結婚はもちろん、恋愛以前にもう少し、女性として成長することを考えられた方がよさそうです。

 乗っていた猫耳バスもニャジンガーZ、グレートニャジンガー、さらにニャジンカイザーとパワーアップして、異世界で暴れまわっていたそうですが、そろそろその活動もご卒業なさってはいかがでしょうか?


 そうそう、伊集院聡君と楓さんのカップルは1年で立派なモンスターバスターになられた後、あっさりとご結婚、さらにその後異世界での新魔王騒動の際に烈火の勇者(改)とそのパートナーとして大活躍されたそうです。

 その折には私や他の一二星は活躍する前にお二人と仲間たちの活躍で事件は解決したのでした。その際、楓さんの方がより活躍されたらしく、二人の力関係はさらに楓さんの方が強くなられたとか…。聡君、ガンバ!!


 良太君は単なる女王の伴侶ではなく、女王と王様という関係になったそうです。

 そして、なんと、転生チートならぬ、異世界知識チートで国を発展させているとか……主に奥さまが。

 ミーシャちゃんはゴーレムマスターだけあって、元々魔法に対する知識や理解が深かったけど、アルさんの講義を受けて、その知識や技術が飛躍的に伸びたからね。

 おかげでグリフォン国はどんどん発展を遂げているそうです。

 なお、気分屋でスーパーマイペースなミーシャちゃんをうまくなだめたり、コントロールできるので、良太君はグリフォン国の家臣団にとって、非常に貴重な人材なのだそうです。


 「そういや、そろそろ瀬利亜はんの誕生日やね♪

 瀬利亜はん、誕生日プレゼントにはどんな『巨大ロボット』がいいやろか?」

 「そうだねえ…。実はとても面白いアイデアがあってね♪」

 光ちゃんもアルさんも何を言い出すんですか?!!!

 どこの世界に誕生日プレゼントに巨大ロボットをもらって喜ぶ女性がいるんですか?!!

 望海ちゃんもドクターフランケンもその話にそれ以上乗らなくていいからね!!!



とりあえず完



私生活上の理由などにより、一旦完結します。


2年近くの間ご愛顧頂きありがとうございます。

またアイデアが出たら再開するかもしれません。


またお会いできる時が参りますように。


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