《ずっと大好きだよ》
「好きなんだけど、付き合ってくれないか……?」
「うんっ!」
「ありがとう!」
僕はその日から、彼女と、毎日ずっとメールしていた。
とても楽しかった。
そして、付き合いはじめてから、五ヶ月がたったある日、彼女から、
《私のことを好きっていってる人がいるの。どうしよう……。断ったけど、あなたより俺のほうに気を向かせるっていってた。》
という内容のメールが来た。
僕は即座に返事を返した。
〈まじか……。絶対あっちにいかないでくれよ?〉
と送ると、彼女からは、
《うんっ!》
と送られてきた。
僕はとても、安心して、その日は他のことも話しているうちに寝てしまった。
朝起きると、彼女からメールが来た。
《おはよー》
〈おう。おはよう〉
《今日も仕事頑張ってねー。いってらっしゃい。》
〈おう、いってきまーす〉
と、メールを終え、仕事場に向かった。
ちなみに、僕の会社は勤務時間はケータイをさわれないのだ。
その夜、仕事を終え、彼女とメールしながら帰っていると、後ろから足音が聞こえてきた。
最初は何もかにかけなかったが、ずっとついてくるので、早足であるいた。
が、次の瞬間、腹部に激しい痛みがはしった。
それからはよく覚えてないが、気づくと浮いていた。
僕は、刺されて死んだんだと、倒れている自分を見て悟った。
道端には、開いているケータイが、鳴った。近くにより、(触れないので)覗いた。
すると、
《あの人、今から私のとこへくるって!(・・;)》
僕は返事が返せないので、取り敢えず、彼女の家に向かった!
着くと、僕を刺したやつがいた。
そう、彼女の言っていた、彼女のことが、好きなやつはそいつだったんだ!
僕は、見ているしかできない自分に心底腹が立った。
「あのさ、1つ報告があるんだけど……」
「なに?」
「お前の彼氏はしんだよ」
「なんですって!?……ほんとにいってんの?」
「あぁ、本当だ。だって、この手で殺したんだかな。」
「そんなの信じない!!」
「本当なんだよ。だからあいつはいないんだ!さぁ、俺と付き合おう!いや、結婚しよう!」
「いやよ!」
「なら俺と一緒に死のう!」
そのあと、彼女は刺されて死んだ。
あいつは、死ぬことを恐れて、結局逃げた。
俺は、また、彼女に会えると思った。
けど、どうすればいいのかわからなかったから、取り敢えず、もとのとこへ戻った。
すると、ケータイが光っていた。
覗いてみると。
《ごめんね……。なにか、嫌な予感がするの。私死ぬかもしれない。その時は、ずっと貴方を見ているよ。私が死んでも、貴方はずっと、生きて、他の人と幸せになってね。ちょっと嫌だけどね。最後に1つだけいい?》
《ずっと大好きだよ》