前へ目次 次へ 67/239 冷たい言葉 選択肢は、、 「やる気ないのか?やる気がないならもう帰っていいぞ。」 遅かった。ムラヤマはサイチロウに冷たくそう告げた。そして去った。ストレッチする少年たちの元へ。 サイチロウは地面を見つめたまま、泣き出した。ヒックヒックと嗚咽するその声はフミタの耳にハッキリと伝わってきた。 フミタはサイチロウの元へ駆け寄った。 「サイッチ、大丈夫?」 フミタは優しく声をかけた。サイチロウの返事はなかった。いっそう泣き声が大きくなっただけであった。