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ロボ確信
タベオのショルダータックルが完全完璧にメカニシの肩を捉えた。膝のバネに蓄えられたパワーは少しの漏れもなくタックルの衝撃へと変換された。はずであった。
微動だにしないメカニシ。体の軸に少しのブレもない。ボールも変わらず足元のまま。
タベオは唖然とした。自分がタックルした相手が人間だとにわかに信じられなかった。
(岩!?壁!?)
タベオは追撃した。考えるより先に体が動いた。
しかし結果は変わらず。メカニシの体勢に少しの変化も与えられなかった。
(ロボだ!金属製のロボだ!)
タベオは確信した。あり得ないとは知りつつもそう自分に言い聞かせた。
(ロボなら人間のルールは必要ない!!)
タベオは肘を持ち上げた。そしてその肘をメカニシの顔面へ、、
メカニシが消えた。正確には一歩ステップバックした。
力の矛先を失い体勢を崩したタベオは無様にすっ転び、顔面から地面に着地した。




