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大真面目

サイチロウはゆっくりと駆け出した。「力を抜く」とはつまりゆっくり走ることだろうと理解したのだ。


それと出来るだけ内股で走るようにした。その方が女子ぽい→女子は男子より非力→非力=脱力というロジックである。


サイチロウの顔は真剣そのものであった。そこに冗談や悪ふざけといった感情はつゆほどもなかった。


そしていよいよボールに辿り着いたサイチロウは更にその走るスピードを落とした。ほとんど停止したようなスロースピードで左足を踏み込んだサイチロウはこれまたゆっくりと右足を振り下ろし、ボールの下部へとインフロントを潜り込ませるやそのまま素早く足を振り上げた。


ふわりと浮き上がるボール。飛距離は1.5メートル。


「真面目にやれ!」


ムラヤマがサイチロウの頭を引っ叩いた。


サイチロウは再び大いに泣き出した。

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