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鳥籠
パスの練習はどんどんとその実戦度を深めていく。次なる練習としてメカニシは「鳥籠」を指示した。
鳥籠とは、五人一組で行うかなり実戦的なパス練習である。
まず五人のうち四人が正方形に陣取り、その正方形の中に残る一人が守備役として入る。外の四人は守備役に奪われないようにパスを回し、守備役はボールを奪うため駆け回るといった具合である。
外側の正方形を籠、中にいる守備役を鳥に見立てて「鳥籠」と称しているわけだ。なかなかに洒落た練習名である。
そしてボールを奪われた場合、奪われたものが守備役と交代して練習は継続していく。




