33/239
アンビリーバボー
(ゴエモンって存在してるのか?)
タベオはボールを足の裏で引き寄せながらゴエモンの姿を目で追った。
ゴエモンは自分の横を過ぎ去り、長い髪をなびかせながら列の最後尾へと駆けて行った。
ゴエモンは全く疑いようがなくハッキリと存在していた。にも関わらず、タベオは疑念を払うことが出来なかった。
(ゴエモンって存在してるのか?)
ボールに目を落としたタベオは自分でもなぜそんな疑いを持つのかわからなかった。いくら考えても納得できる理屈は思い浮かばなかった。
(、、常識では考えられない出来事。アンビリーバボー。)
仕方ないのでタケシのモノマネをして気を紛らわせた。




