前へ目次 次へ 214/239 呼び声 「お父さーん、ちょっと手伝ってえ。」 階下から女性の呼び声。 「ん"ん”あ”あ”あ”あ”あ"あ”。」 廊下ガシンガシンガシン。ガシンガシンガシン。 階段バタンバタンバタン。バタンバタンバタン。 鬼の足音が離れて行く。 自室のドアを開けるフミタ。 タベオがいない。 左を向くフミタ。 タベオが窓際の壁に張り付いている。汗びっしょり。 「どうしたの?タベさん?」 キョトン顔のフミタ。 「え、いや、なんでもない。。」 安堵のため息。