前へ目次 次へ 206/239 警鐘 「あ、お父さん!」 振り向くフミタ。その顔は笑顔だ。 フミタはすぐさま駆け出した。 「お父さんおかえりなさあーい!」 タベオを押しのけてドアから飛び出した。 バタバタバタ タベオは固まっていた。顔面蒼白。 鼻に小指を突っ込んだままだ。 "とうとう、鬼が帰ってきた" 脳内で掻き鳴らされる警鐘。 ガランガランガラン!伽藍伽藍伽藍!! 混乱。困惑。恐怖。 しかしそうもしていられない。ジッとしていれば鬼に見つかるぞ。 どうする?どうする??