前へ目次 次へ 184/239 心配 「ゾゾっちゾゾっち、大丈夫?どこか痛いの?」 フミタはゾゾの肩を優しく揺さぶった。その顔は真剣にゾゾのことを心配しているように見えた。 「いえ、僕は別に、大丈夫です。」 ゾゾは寝ぼけた調子で答えた。その目の焦点はいまだ定まっていないようだった。 「とりあえず僕の部屋で休むといいよ。ジュースを持ってきてあげるよ。」 「すみませんフミタ君、すみません。」 ゾゾはフミタに支えられながらよろよろと立ち上がり、二人で通路奥のフミタの部屋へと歩いていった。