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フミタ登場
ゾゾはグッタリと脱力して床に膝をついた。その肩を支えながらタベオも安堵の吐息を漏らした。
そして前方、人影のいた空気を祓うように颯爽とフミタが通路奥から姿を現した。
「ごめん!お待たせ!」
フミタはハツラツと明るい表情でタベオらを見やった。
「どうしたの?なんか元気ないね?」
小首を傾げつつタベオらに近づいていった。
タベオは口を閉じたまま、そんなフミタを疑いの眼差しで見やった。
(これは、ホンモノのフミタなのか?派遣の悪霊がフミタの姿に変化しているだけということはないか?)
(もしくは悪霊がフミタに取り憑いてるとか?その可能性はないか?)
タベオはじろじろとフミタを睨んだ。




