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ケータ君はケータ君

「ねえ、お前んとこのフォアードのあいつさ。」


ナメロウがフミタに尋ねた。声に力はなかった。


「誰?ケータ君のこと?」


「ハットトリックした人。」


「ケータ君だね。」


「そのケータって人の親は何してる人?正社員なの?」


「知らないよそんなの。でも"サラリーマン"って聞いたよ。」


ナメロウはしばし考えた。


「サラリーマンか。微妙だな。でもあんなに上手いならきっと正社員だろうな。」


フミタは飛んできたボールを蹴り返した。


「関係ないじゃん!ケータ君はケータ君だよ!」


そう言ってフミタは走り出した。同じくしてキャプテンサイチロウの「上がれー!」という鳴き声が響くとともにフミタの後ろをサイチロウも駆けていった。


置き去りにされたナメロウはぼんやり宙を見つめた。


(ケータ君はケータ君、か。)


(なんだかイライラするなあ。)


ナメロウはトボトボとサイチロウの尻に向けて歩き出した。

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