前へ目次 次へ 164/239 壁 ケータはポジションがフォワードでありゴールゲッターである。ディフェンスに対して特に技術も知識もない。情熱も持ち合わせていない。 にも関わらず彼の守備を突破するのは容易ではない。素の筋力の高さと反射神経の良さがずば抜けているのだ。そしてサッカーをプレイする上で、いやサッカーのみならず大体の球技においてそれは大きすぎるアドバンテージであった。 スキヤキにとってもそれは同じであった。ケータのドリブルを止められないのは元より、その壁をドリブルで突破することも困難を極めた。