前へ目次 次へ 161/239 我慢の限界 ベンガルはゆっくりとドリブルを続けた。 「ヘイヘイ!ベンガル!パスパス!」 スキヤキはしつこくパスを催促した。 ベンガルは足を止めてスキヤキを見やった。 「ヘイヘイ!ベンガル!パス!」 スキヤキはベンガルにぶつからんばかりに接近した。ベンガルでなく足元のボールだけを見ていた。 「離れて。」 「おいベンガル!パス!」 「離れて。」 「ベンガル!」 我慢の限界を迎えたスキヤキはいよいよ味方であるベンガルのボールに足を伸ばした。