153/239
踊るスキヤキ
スキヤキは満10歳であるが、早生まれのベンガルと同じ小学校の同学年であった。竹生SSではU10(10歳以下)のチーム所属となる。
ベンガルは知らん顔した。目の前のスキヤキを無視してボールの方へ顔をやった。
スキヤキは"無視"という概念がまだよくわからなかったので、ベンガルが返事しないことがなぜかわからなかった。聞こえてないのかな?とも思ったが、関心はすぐに別へ移った。
スキヤキはUターンしてウメタロウの元へ駆け寄った。
「ウメくんこんにちわ!」
ウメタロウが返事するのを待たずにスキヤキは続けた。
「昨日の正社員マン(特撮ヒーロー番組)見た?ウメくん見た?面白くなかった?ウメくん見た?ねえ見たの??」
ウメタロウは興味なさげにうなずいた。




