152/239
いーれーて!
「いーれーて!(仲間に)いーれーて!!」
どこぞからやかましい声が聞こえてきた。
スキヤキだ。シシマルの弟のスキヤキが、乗ってきたマウンテンバイクをぶん投げて少年らの元に駆けてきた。そしてその後ろでもう一人、キャップを目ぶかに被った少年がママチャリを止めた。
「いーれーて!ウメくんいーれーて!!」
スキヤキは真っ直線にウメタロウへと駆け寄った。かと思ったら直角にその軌道を変えた。
「ベンガルじゃん!何してんの!?なんでいるの??」
ベンガルの真ん前でスキヤキはがなりたてた。




