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チャンス
「そんなのわかんないだろ。フミタの気持ちなんて。。」
タベオは何か思案気につぶやいた。
「すみません。」
(なんだよ。せっかく励ましたのに。)
ゾゾは唇を尖らせた。
「それよりいいのかよゾゾ。」
「なにがですか?」
「いい機会だぞ。」
「だからなにがですか?」
タベオはチッと舌打ちした。
(勘の悪いやつだな。)
タベオは言いにくそうに口をもごもごさせた。
「フミタと絶交、、縁を切るチャンスだっつってんだよ。」
ゾゾの目は驚いたような呆れたようななんとも曖昧な色に濁った。




