前へ目次 次へ 120/239 振り上げた拳 ただただタベオの目を見つめるゴエモン。それを受け止めるタベオ。 無言 やはり無言 そしてふと視線を落としたゴエモンはくるり踵を返し、ドアノブに手をかけた。 「待てよ逃げるな!」 タベオはゴエモンの肩を掴んだ。掴んで引き寄せた。 逆らわず振り返るゴエモン。 同時にタベオは大きく拳を振り上げた。 同時にタベオの頭が吹っ飛んだ。正確には首を支点に頭が反転した。 そしてタベオは膝から崩れ落ちた。糸の切れたマリオネットのごとく。