表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/146

泥水とは言えないが……

用事は済んだ。


一はギルドを出て、辺りをふらふらと歩いた。


考えがまとまっていない。


でも、まとめないといけない。


一は近くにあった公園に立ち寄ると、自動販売機で缶コーヒーを買って、ベンチに腰を下ろした。


プルタブを引いて缶を開けると、一はふと、気兼ねなく缶コーヒーを買っていた自分自身に驚いていた。


もちろん、高いものではないが、割高なものという認識で、

一は自動販売機自体あまり利用しないようにしていたが、

昨日の今日でその価値観は壊れていた。


「……」


ぐっと一息、コーヒーを流し込む。


一にとって、不味いとも美味いとも言えない苦味が喉を下した。


「……ふぅ」


それでも、カフェインの効果か、一の頭をクリアにしたーーと言うのは一の認識で、そんなにすぐにカフェインが効き始めることはなく、単なる苦味によるものか、あるいはプラシーボでしかない。


ただ、思考がクリアになったことはよかった。


かと言って問題が解決した訳でもないのだが……


「どうするべきかな……」


一が唯一手に入れた『ミラクルキノコ』の情報はただ一つ。


何処とは問わず、全ダンジョンに0.000000000356%の確率で出現するというものだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ