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時代に逆行

「ご登録の際に説明させていただきましたが、

ここで手に入れた情報には守秘義務が発生します。

意図的に手に入れた情報を誰かに伝えたりなどすれば逮捕される可能性もあるのでご注意下さい」


「……はい」


そうは言うものの、余程貴重な情報でもなければここからの情報かどうかなんてバレるとも思えない。


ましてや、一が手に入れたのは100円の情報だ。


もちろんその意思はないのだが、流布したとしても判明する可能性はかなり低い。


(まぁ、規則は規則だ。

破っていいということはないだろ)


そう思いながら、一は情報がプリントされた紙を受け取った。


「……?!」


「ご確認がよろしいければ、こちらの紙は廃棄させて頂きます」


「あ……はい、わかりました」


ペーパーレスだ、なんだという世の中で紙の無駄遣いだと思ったが、守秘義務を守るためにはベターな方法だった。


口頭では、正確性に欠けるし、盗み聞きされる可能性がある。

メールなどは、盗み見られる可能性や、受け取り側が廃棄する仕組みが必要だ。


反面、紙で内容を確認した後にすぐに廃棄すれば、

その情報は守られるという寸法だ。


メモなども禁止で、情報は目で見て覚える他ないというのは不便なのだけど……


まぁ、守秘義務を厳守していますとポーズとして必要なのだろう。

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