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整理券とか大丈夫ですか?

ギルドで受付に話すと、特になにもなく情報課の場所を教えてもらった。


これまで利用したことなどなかったから驚かれるだろうか、などと一は考えていたが、そんなことはなかった。


それはそうだろう。


一が売る物を知る売買部はともかく、

一のことを詳しく知らない受付にとっては初めて情報課を利用する人に過ぎない。


そんな人間は月に何度もあることだった。


一は自意識過剰だったな、と思いながら情報課の扉を叩いた。


「すみません、初めてなんですが」


「あ、はい。では、こちらにどうぞ」


一の対応をしたのは、赤みのあるショートカットに眼鏡をかけ、リクルートスーツを着たいかにもキャリアウーマンといった姿の女性だった。


なんとなく、情報ギルドと言うと、ファンタジー作品のイメージで、アウトローな雰囲気を思い浮かべているが、

国営で運営されているギルドがそんな場所のはずがなかった。


「こちらに情報課を利用するための登録用紙があるので、記入をお願いします。

その間に説明させてもらいますね」


「は、はい……」


むしろ、お役所感しかなかった。

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