表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/146

治す手立て

「あ、いや……すみません」


鈴鹿医師に話しても仕方がないことだ。


「話を戻しましょう。

この『ケースE』という病、『E』に限らずでもあるのですが、明確な治療法が確立されていません」


「……!」


「私達に出来るのは病気の進行を遅らせることだけです。

本人の努力次第では人並みの寿命を手に入れられることも出来ますが……」


「……病院に篭りきりで?」


「そうなります」


10代の少女の話だ。


人並みの青春どころか、真っ当な人生を望むことすら憚れる。


「二葉は、治らないってことですかっ……!」


「……いえ、治らないのではなく、治せません」


「……?」


意味が分からず、一は首を傾げた。


「治す方法がない訳ではありません。

私達では出来ないというだけで」


「!なんなんですか、その方法って!」


「……不動さんは『覚醒者』なのですよね?」


「え、あ、はい」


「ご協力頂けるのでしたら、あるいは」


「え?…………あ、ダンジョンか!?」


「その通りです。

ダンジョンの発生により生まれた病、その治療法もダンジョンにあります」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ